昨日の護摩供でのお話です。
当山の信者様で、医療従事者の方(A様)がいらっしゃいます。
そのA様は、朝山主と顔を合わせたときに、
「顔色が黄色く、黄疸の症状が出ている」と
心の中で心配されていたそうです。
しかし、護摩が終わって山主の顔を見ると・・・
顔色がとても良く、すっかり元気な姿になっている事に
大変驚かれていました。
「なぜ護摩でこんなにも体調が変わるのか・・・
お不動様のお力はすごいです。本当に不思議です。」
と仰っておりました。
それを聞いた山主は、
「不思議でもなんでもない。当然のことである。
医者の手余りを治すのが、当山のお不動様と私の役目である。」
と申しておりました。
またお不動様は山主にも、
「汝も医者の手余りじゃ。しっかり修行をして治せ」と
大変有りがたいお言葉を頂戴したそうでございます。
これまで数えで91年間生きていた山主自身も、
若い頃には胃癌を患ったりと
何度も命の危機と向き合い、戦ってきております。
その様々な難所を乗り越え、
ご自身のみならず、たくさんの信者様の『命』と向き合い、
お不動様と共に、全ての時間を
『人助け』の為に注いできた山主のお言葉は、
大変尊いものでございます。