嫁の本当の役割とは

土曜日は、四家先祖供養のお参り日でした。

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目には見えませんが、参拝されました信者様の後ろには、

各家のご先祖様も続いてぞろぞろと

本堂にお入りになられています。

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皆様、教主の法話を毎回楽しみにされているようで、

深い頷きがあったり・・・笑いがあったり・・・

和やかな雰囲気です。

 

この法話は、もちろんご先祖様もお聞きになられています。

 

本来のお寺という役割は、

子孫もご先祖様も一緒に『命』や『道徳』、

『人生』について学ぶ場であるべきではないでしょうか。

 

本日の法話の一部をご紹介いたします。

 

皆様『嫁』という字の成り立ちを

考えたことはございますか?

 

『嫁』という字は、

『女』と『家』という字でできています。

 

つまり『嫁』というのは、

『家を守る女』という意味なのです。

 

昔は、夫は家の外で仕事をして稼ぐ

嫁は家の中の家事、子育ての全般を担う

このような家族の役割があったから・・・

現代は共働きの時代なので、

そのような考え方は時代遅れ・・・

ではないのです!!

 

最も大切なのは、嫁は家を守る、つまり

『先祖を守る役割』だったということです。

 

家を嫁ぐということは、

先祖の舵取りを『嫁』に任せるということなのです。

 

先日『先祖の徳分』でお話しましたが、

自分の思い通りの人生を送るには、

先祖の貯金が必要であり、

その貯金を貯めるには中身のある先祖供養が必要です。

 

つまり先祖の舵取りのみならず、

夫の出世や子どもの将来も、

『嫁の舵、ご先祖様を大切にできるか』

にかかっているのです。

 

もちろん現代は共働きの時代ですので、

そのご先祖様の舵取りは

『嫁』だけに任せるのではなく、

夫婦共に協力し合って行うべきではないでしょうか。

 

昔はこのようなお話を菩提寺の僧侶、

親や祖父母からよく聞いたものです。

 

しかし、時代と共に日本人としての大切な

『伝承』が失われてきています。

 

時代遅れの考え方、ただの迷信

で済まして本当にいいのでしょうか。

 

我々日本人の将来は、

どうなっていくのでしょうか・・・

 

我々が亡くなった後に行く霊界でも、

安心して過ごせるでしょうか・・・

 

今一度『伝承』の大切さを、

見直す時期にきているように思います。

 

合掌