戒名はなぜ必要なの?

お葬式の簡素化が進む現代ですが、

なぜ戒名が必要なのでしょうか?

 

「戒名には故人の信仰心や性格、仏教への貢献度などが含まれます。

生前に一度もお寺にお参りしたことのない人と、

熱心に信仰されていた人とでは、

戒名のもつ価値は当然違います。」

[『供養の法話』大洋出版社(2005)53ページより引用]

 

 

では、この戒名がないと

どういう事になるのでしょうか?

 

この世でも赤ちゃんが産まれたら、

名前を付けますが・・・

 

故人様が亡くなったら霊界では、

生れたての赤ちゃんと同じなのです。

つまり・・・

霊界でのお名前がない

『名無し』ということになります。

 

私たちには当たり前にある名前ですが、

その名前がなく生きていく事を想像してみて下さい。

 

霊界では家族も友達も知り合いも皆、

戒名という名前で呼ばれているのに、

自分は誰からも名前が呼ばれない・・・

あなたの心はどう感じますか?

 

寂しい・・・悲しい・・・

自分の存在がないものとされているような・・・

孤独感というのでしょうか・・・

 

そしてこの戒名によって、霊界では行く場所が違います。

この『名無し』の霊は、住むところもなく宿無しの状態であり、

扱われ方がとても悲惨なもののようです。

 

戒名がどれだけ大切なものであるか

おわかりいただけたでしょうか・・・

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自分が亡くなった時、

その先子ども自身が年老いて亡くなった後に

悲しい思いをしないように、

子どもたちにも戒名の意味をしっかり

伝えていかなければいけないですね。

 

そして、見えないものにこそ

しっかり知識を持って智恵を使って、

生きていかなければいけないですね。

 

合掌