幸せと悲しみ①

本日のニュースで

沖縄全戦没者追悼式の中継が

報道されていました。

 

ロシアとウクライナの戦争のニュースも

何年もの間毎日繰り返し報道されていると、

いつの間にか“当たり前”のような感覚になってしまっています。

 

“平和”や“死”について考えていると、

ある文章に辿り着きました。

 

人間にとっての『幸せ』とは何か・・・

大変心に響きましたのでご紹介いたします。

 

皆様の心の悲しみが少しでも軽くなることを願って・・・

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【家庭が大事】

マザー・テレサにある記者が質問しました。

「世界平和の為に、いちばん大切なことはなんでしょうか?」

マザーはこう答えました。

 

「まず、あなたが早く家に帰って、家族を充分に愛することです」

納得ですね。

 

もう一つ、マザー・テレサの言葉を紹介します。

「私は、最後の最後に、この人達に、

『人間として生まれてきてよかった。

この世に生をうけてよかった』と言って、

死んでいってもらいたい為にやっているのです。

この人たちの命を助けたいと思って

やっているのではないです。」

 

末期に優しさによって心を癒されると、

たとえその人の人生が暗かったとしても、

幸福感に満ちて旅立つことができるでしょう。

 

悲しみはみんなに

「デンデンムシノカナシミ」は、

昭和十年に執筆された新美南吉の童話です。

 

「一匹の、デンデン虫がいました。

ある日、そのデンデン虫は、大変なことに気が付きました。

『私は今までうっかりしていたけれど、

私の背中の殻の中には、悲しみが、いっぱい、

つまっているではないか』

続く

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[『お葬式の法話』大洋出版社(2021)18〜21ページより引用]