死後の世界で夫婦は会える?

当山の信者様のご両親のお話です。

 

その信者様のご両親は生前、

よくケンカをしていたそうですが・・・

 

妻に先に旅立たれ残されたお父様は、

大変ショックを受けられていたそうで・・・

お母様が亡くなって約一ヶ月後、

後を追うようにお父様もお亡くなりになられました。

 

亡くなる5年ほど前から、ご病気のために別々の生活されており、

お亡くなりになられてようやく顔を合わすことができたのです。

                                  

お母様(妻)の四十九日の法要を

お勤めさせていただいた時のお話です。

 

本来であれば、四十九日後一周忌までの間、

勢至菩薩様のお浄土で修行されるのですが、

教主が霊界まで行かれ、お父様であるご主人(夫)の四十九日まで

この世にとどまれるようお願いされたそうです。

 

約一ヶ月の間、ご夫婦で一緒にご供養を受けられたのです。

なぜ、このようなことを許していただくことができたのか?

 

それは、ご夫婦ご一緒の信仰をされ、魂の霊格が同じでした。

また、息子も当山でしっかり

先祖供養をしておられるなど考慮し、

教主がお不動様にお取り計らいをお願いされた結果、

一緒に霊界に往けるようになったのです。

 

当山での手抜きなしの四十九日間法要を受けられましたので、

当然、霊界では喜んでお迎えしてくださったそうでございます。

 

よく世間では、霊界を『天国』と呼び、

『亡くなったら天国では家族に自由に会える』

とお思いの方が多くいらっしゃるかもしれませんが・・・

 

霊界は、魂の霊格・生前の行い・信仰によって

送られる場所が全く違い、

たとえ家族であってもその場を自由に行き来することは

決してできない厳しい世界なのです。

 

ご先祖様がお還りになられるお盆だけが、

自宅(仏壇・お墓)で家族揃って集まることが許される

唯一の機会なのです。

 

霊感のある人は、お盆の時

仏壇の前にはたっくさんのご先祖様が集まり、

ワイワイお話しされていることがわかるようです。

 

合掌