幸せと悲しみ③

前回のブログの続き・・・

 

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人間は、見た目には明るく振る舞っていても、

その内側には深い悲しみがあるものです。

 

だれにだって あるんだよ

ひとにはいえない くるしみが

だれにだって あるんだよ

ひとにはいえない かなしみが

ただ だまっている だけなんだよ

いえば ぐちになるから

相田みつを

 

死別の悲しみは、ひとりひとり違います。

みんなが同じ方法で悲しむわけではありません。

故人との関係、別れ方などによって

悲しみの体験は異なってきます。

 

だから、他の人と比べても無意味です。

自分自身の感情で悲しんでください。

 

どれくらいの期間が過ぎたら、悲しむのはもう終わり、

なんてことはありません。

一日、一日、自分のペースで過ごして下さい。

 

ただ、どんな悲しみにも、それにふさわしい

深い幸せがきっと訪れてくるものです。

 

「自分は不幸だ」と思ったときから、

不幸は始まります。

けれど、不幸なこともいつまでも続くことはありません。

 

やがて好転するということを信じて、

明るく生きてください。

 

ある小学生の詩です。

「不幸がたくさんたまると、幸せと交換できるんだよ」

 

寒い冬の季節、朝から外は猛吹雪です。

窓から見える景色は白一色で、ほとんど何も見えません。

こんな寒い日に、思い出す歌があります。

 

「寒いね」と話しかければ

「寒いね」と答える人のいるあたたかさ。

 

苦しい時は、この闇が永遠に続くような気がするものです。

しかし、そうではない。

冬は必ず春になります。

永遠に続く冬はないのです。

 

[『お葬式の法話』大洋出版社(2021)18〜21ページより引用]

 

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人は一人で生きていくことはできません。

 

どんな時でも、神様、仏様、ご先祖様は

我々の『悲しみ』にそっと寄り添い、いつも温かく見守り、

心に光が差すように導いてくださっていますよ。

 

そして数年後、その時のご自分を振り返ってみてください。

 

この為ににあの出来事があったのだと思えたら、

ご自身の心の成長に繋がっています。

 

 

合掌