元日の新春初命光秘流不動護摩供のつづきまして
子孫のA様より一月一日にお亡くなりになられた
故人様のご供養と四家先祖供養を執り行いました。
この故人様は、昭和八年にお亡くなりになられました。
奇しくも当山の山主は、昭和八年生まれです。
八年に生まれた僧侶に八年に亡くなられた故人様が
供養を受けられるというのは
どのようなご縁があるのでしょうか?
通常、どのお寺でも年末年始のご供養は
年末年始以外の日に振り分けられ、行われております。
最近では、施主様やお寺の都合にあわせて
供養日を変更するという行為が日常的に行われておりますが、
このような行いが日本人としての「けじめ」ができていないということになるのです。
そのため、故人様が次の境涯に行くための大事な祥月命日に
ご供養ができていないのです。
祥月命日にご供養ができないということは、
死後、何十年経とうと故人様は、
亡くなられた時のまま、時が止まっている状態でおられるのです。
このようなことから命光不動尊では、
365日、年中無休で先祖供養に取り組んでおります。
そのため霊界施餓鬼一粒萬福法要は、切れ間なく
ご供養のお申込みがございます。
護摩供に続いての法要ということですので、
山主、副山主、弟子一同に加え、多くの参拝者がそのまま、この法要に参加され、
手を合わせてくださいました。
参拝者の皆様は、縁も所縁もない方の集まりのように思われますが、
皆様前世からご縁の有る方ばかりですのでご先祖様方は、
皆様、懐かしく昔話で賑わっておられたことでしょう。
合掌