悲しい別れ…

当山の愛描「セン」が

山主に見守られ、

22日 深夜 12時53分 に旅たちました。

 

最後に末期の水を飲ませてもらい、息を引き取ったそうです。

 

生前は、皆様に可愛がっていただき、有り難うございました。

 

センとは、11年 一緒に暮らしました。

出会いはカラスに狙われていたのを保護したのが始まりです。

 

カラスに突かれた頭の傷はすでに膿んでおり、

病院の先生が助かるかどうか分かりませんと。

 

しかし、寿命があったのでしょう。

人に慣れており、すぐさま人気ものになりました。

 

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遊び疲れて…

 

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一番太っていたころ

 

ここ3年ぐらい、歯肉炎?歯周病口内炎?になり、

治療を受けており、辛い闘病生活で可哀そうでした。

最後は、腎臓病の悪化です。

 

動物の弔いは、ご依頼がある場合のみ執り行っております。

 

成仏できるように山主の手書きの護符を書いてもらい、

耳と口に入れました。

 

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山主が、弔いの言葉をあげ終わるやいなや

お不動様から

「○○童子(眷属様)が頭上の蓮の上に乗せて

畜生の行く境涯につれて行ったので、安心せいよ。」と申されたと。

山主より説明をうけました。

 

この日は、奇しくも寺務職員さんの2年前に亡くなった愛猫の命日でもあり、

一緒に迎えにきていたそうです。

 

その言葉を聞いた事務職員さんは涙を流し喜んでおりました。

生前は、本当によくセンの看病してくださいました。

ありがとうございました。

 

そして、センが食べられなくなり、死んだ理由をお不動様が説明してくださいました。

 

「このものは、生前にモグラや鳥を捕り、殺生ばかりしていた。

この業をはかすために食べ物を食べられなくなったということでした。

人間に飼われており、殺生をしなくても良かったのだが、

殺生をしたので、まだ人間には生まれ変われない。

今度は、犬に生まれ変わる」という事でした。

 

生き物が生きるということは、

他の生命を頂戴しているのである。

 

「むやみに他の命を粗末にしてはならぬ」

ということです。

 

今度もまた、出逢いたいですね。

 

合掌