故人様とお孫さんの温かい関係

本日の施主様は最近家で物音が絶えず

体調も優れない状態だったそうです。

 

当山にも通われているお友達がその話を聞いて昨日お家に行くと

「◯◯ちゃん、◯◯ちゃん、気付いてほしい。

◯◯ちゃんを守りたいげど、今のままでは守ってあげられない。

なので供養して欲しい」とおばあちゃんが泣いているとのこと。

 

元々本日は四家供養でお参りされる予定でしたので、

どうすればいいかとご相談頂きました。

 

そして故人様の命日をお聞きすると、

先日の10月20日がちょうど17回忌の年忌だったのです。

 

年忌というのは命日の中でも最も重要で

私たちの現世で例えるなら、

小学校から中学校、中学校から高校に

入学をするようなものであります。

 

入学をするには入学金が必要です。

つまり年忌の供養によって故人様は、

次のお浄土に行くことができるのです。

 

現世でも入学金がなかったら、行く場所がなく困りますよね。

この故人様はそのような状態だったので

心優しいお孫さんに必死に訴えておられたようです。

 

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霊界施餓鬼一粒萬福法要の供養を受けると

故人様はとても感動して泣いておられ、

お孫さんはもちろん山主にも「ありがとう、ありがとう」と

何度も頭を下げておられたそうです。

 

そして施主様であるお孫さんに

「今のままでは◯◯家がガタガタである。

陰徳でしっかり返すので頑張って供養して欲しい。」と

お孫さんに泣いてお話されていたそうです。

 

そのお孫さんもその言葉を聞いて泣いておられ

「私がしっかりおばあちゃんの為に、家を守れるように頑張ります。」

と山主にお話しされていました。

 

最近はこのようにお孫さんが供養される事が

増えてきています。

 

当山に長年通われている方も

「若い方が来てくれると活気がありますね。」

と仰っておられ、私共も嬉しく思っております。

 

合掌